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WEBディレクターとして1人前になるには徹夜をしない事!

アーカイブ:2012年05月03日  カテゴリーディレクターの知識  タグ  タグ:この記事は4分程で読めます。

WEBディレクターとして1人前になるには徹夜をしない事!のイメージ

なぜかこの業界の人は、『昨日は明け方まで仕事しちゃったよ』とか『もう3日も寝てないんだよね』と、寝ないことを自慢する人が結構な割合でいます。5年ほど前、私もそんなことを自慢する1人でした。長い時間働き、目をしばしばさせながら、上司に『今朝やっと完成しました』と、俺は超がんばったんだ!というように、恩着せがましく報告していました。
ただそのうちに、徹夜を繰り返すことが、クオリティーを低下させてしまうことや、自分のだらしなさ・能力の無さの表れなんだと気づいたんです。

私はWEBディレクターじゃないか!

そう!私はWEBディレクターだったんです。要するに進行管理・スケジュール管理のエキスパートだったんです。なのに自分のスケジュール管理ができていないってどういうことなんでしょうか?

1.仕事をこなすスピードが遅かったから。
2.納期まで時間があるからといってスロースタートで案件に取り掛かったから。
3.仕事をうまくスタッフに割り振れず、手間取ってしまったから。
4.納期が短い案件とわかっていたのに、人員を多く確保をしなかったから。
5.仕事を多く抱えすぎて管理しきれなかったから。
6.クライアントを説得できず、厳しい予算の案件が多かったから。
その答えは、これら全てです。いいえ、もっともっと原因はあったと思います。

要するに私にはディレクターとしての能力が無かったんです。だから寝る時間が無かった。しかもそれを馬鹿みたいに自慢してしまっていた。今思うと本当に恥ずかしい限りです。

1人前のWEBディレクターになる

私はこのことに気づいた日から、残業は2時間以内にするように心がけました。そして終電には必ず帰るようにし、最低でも5時間寝るようにしました。ただ、これだけのことを心がけたんです。でも気がつけば、

1.仕事をこなすスピードが早くなり。
2.納期まで時間があっても早めに案件に取り掛かるようになり。
3.仕事を上手に制作スタッフに割り振ることができるようになり。
4.納期が短い案件のときは、人員を多く確保する工夫ができるようになり。
5.仕事を多く抱えすぎた時は、私に変って仕事ができるスタッフに、仕事をお願いできるようになり。
6.クライアントを上手に説得し、必要な予算をいただけるようになりました。

このとき私は、やっと1人前のWEBディレクターになれた気がしました。もちろん、ただ徹夜をしなかったから一人前と感じられたわけではありません。徹夜をしないために、どうしたら良いかを模索したからこそ、そう感じられるようになったんだと思います。

今では、徹夜をして仕事をする日は、数年に1回程度になりました。また、よく寝ると今まで以上にアイデアが思い浮かぶことがわかりました。それにケアレスミスなども減って、仕事が効率的に回るようにもなりました。もっとも大きな効果を生んだのは、成果物のクオリティーでした。これは、格段に良くなったと思います。短い時間で今まで以上にいいものが作れるようになりました。
徹夜をしない事が結果として、個人・会社・そしてクライアントの利益に繋がったんです。

最後に

なんだかお恥ずかしい記事になってしまいましたが、自分を上手に管理することが、上手な案件の管理につながったことは間違いありません。今、残業している方、最近何度も徹夜をしている方、きちんと寝ることを心がけるだけで、もっと仕事がはかどるかもしれません。

でもまあ、どうしても徹夜しないといけない時ってありますよね? また、徹夜をしたほうがなぜか仕事がはかどる人もいたりします。そういう人は、徹夜しても良いかもしれません。
ただ私は、私の元で働いていたコーダーに『ディレクターに徹夜されちゃうと立場なくなります』とボソッと言われたことがあります。

WEB制作はほとんどの場合、1人で作っているわけではなく、複数人のチームで制作しています。誰か1人が徹夜することで、徹夜した人に誰も文句を言えない雰囲気を作ってしまったり、チームメイトに立場がなくなると感じさせてしまうことが、果たして正しい選択なのでしょうか?


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