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カラーデザインの基本。色の三属性とは?

アーカイブ:2012年03月29日  カテゴリーカラーデザイン  タグ  タグ:この記事は3分程で読めます。

カラーデザインの基本。色の三属性とは?のイメージ

色の三属性とは、色相・明度・彩度の3つの事を言います。この3つの属性を正しく理解することがカラーデザインを極める第一歩となります。
色の三属性は本当に基本中の基本となる知識です。デザインに関わる人であれば、最低限知っていなければなりません。
色の三属性を理解しておかないと、色を使ったコミュニケーションを円滑に図ることが出来なくなります。例えば上司に「もっと暗いブルーで全体を落ち着いた印象にしてくれ」と頼まれても、あなたは上司のイメージしている色を再現出来ない可能性が高くなってしまいます。こうならないためにも基本をしっかり学習することは大切です。

色相、それは色味のことです!

色相とは、赤・黄・緑・青・紫といった色味のことを言います。色相はイメージの違い表現するのに最も優れた属性です。また色相を円上に配置したものを色相環と言います。

色相環

この色相環を見ていただければわかると思いますが、同じ赤でも、赤紫に近い赤や、橙に近い赤など、赤にもいろいろな種類があります。
ここで紹介する色相環は、代表的な赤、黄、緑、青、紫の5色に加え、その中間の色、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色を作り、その中間にもう1色加えて全部で20色相の色相環を作ってます。ちなみにこの色相環は作ろうと思えば無限に作ることができます。参考:ウィキペディア

また、あるひとつの色と正反対に位置する色を【捕色】といいます。
この捕色と呼ばれる関係は、お互いの色をより引き立てあうことができると言われています。

明度、それは色の明るさのことです!

色同士を比較して、明るい色とか暗い色というように、色には「明るさ」の度合いがあります。
ちなみに、レモンの黄色ときゅうりの緑ではどちらが明るいでしょう? もちろん、レモンの黄色のほうが明るい色ですね。このように色相に関係なく比較できる「明るさ」の度合いが明度と呼ばれています。この明度は、文字の読みやすさ(可読性)にかかわる大事な要素になります。

Q.この左右二つの文字は、どちらが読みやすいでしょうか?


もちろん右の白ですよね? 人は左から右の視線を移していくといわれますが、最初から右の白い文字を自然と見ていませんでしたか? 人は目立つものを優先的に見ようとする傾向があるため、読みやすい右の文字に自然と視線が集まったんです。
なぜ右のほうが目立つかというと、それは白と黒のほうが、グレーと黒よりも明度差があるので読みやすく、目立つと感じるんからなんです。ちなみに白はもっとも明度が高い色で、黒はもっとも明度の低い色ととなっています。

彩度、それは色の鮮やかさのことです!

彩度とは色の鮮やかさをいい、それぞれの色相でもっとも彩度が高い色を原色・純色と呼びます。ある鮮やかな色の彩度をどんどん低くしていくと、色みを感じない色に変化していき、最後には無彩色(灰色)になります。
一般的に、彩度が高い色は派手な印象を受け、印象に残りやすく、逆に彩度の低い色は、地味に感じ、印象に残りにくい色となります。


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