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目的を達成させるための最適なWebサイトのタイプ(種類)

アーカイブ:2012年07月26日  カテゴリーディレクターの知識  タグ  タグ:この記事は8分程で読めます。

目的を達成させるための最適なWebサイトのタイプ(種類)

先日[ホームページ成功への道はすべてここから始まる。目的・目標の明確化]を書かせて頂いたんですが、「目的が決まっても、目的を達成させるためにどんなWEBサイトを作ったらいいのかわからない」と読者の方から連絡をいただきましたので、今回は【目的を達成させるための最適なWebサイトのタイプ(種類)】を紹介したいと思います!

WEBサイトには多種多様な目的があり、その目的を叶えるためにさまざまなタイプのWEBサイトが存在します。今回はこれらをわかりやすく見比べられるように表にしてみました。新しくWEBサイトを作るときなどに参考にしてみてください。

WEBサイトの目的とタイプは生まれ続ける。

インターネット上には、さまざまなタイプのWEBサイトがあります。商品を直接販売するための「ECサイト」、会社情報を伝えるための「コーポレートサイト」、商品やサービスを認知してもらうための「プロモーションサイト」。このようにインターネット上にはさまざまなタイプのWEBサイトがありますが、これらは目的があるからこそ存在しているんです。
「WEBサイトを使って商品の売り上げを伸ばしたい」と考えた人がいたから、ECサイトが登場し「WEBサイトで将来の投資となる新入社員を獲得したい」と考えた人がいたからリクルートサイト(採用サイト)が生まれました。

きっとこれからも、さまざまな新しい目的が生まれ続け、それに伴いWEBサイトのタイプもどんどん増えていくでしょう。
例えば、技術の向上でサイトに表示された料理写真をクリックすると、その料理の香りがパソコンの前のユーザーに実際に伝えられる技術が誕生したとします。すると、きっと【ユーザーの食欲を増進・刺激させたい】という新しい目的が生まれ、それに伴い【スメルサイト】なんていう新しいタイプのWEBサイトが登場するかもしれません(なんかしっくりこない名前だな)。
そのためWebディレクターはWEB業界の最新技術や情報だけでなく、幅広く多くの業界業種の情報にアンテナを広げる必要があります。その中でWEBサイトで使えるものは積極的に取り入れ、応用できそうなものにはチャレンジすることが大切だと思います。

WEBサイトの目的とタイプ(種類)

ここではよくあるWEBサイトの目的と、その目的を叶えるためによく利用される最適なWEBサイトのタイプ(種類)を紹介いたします。ここで紹介しているものはあくまでも一例に過ぎませんので「絶対この組み合わせじゃなければならない」と考える必要はありません。企業によってはブランディングとECの2つの機能を兼ね備えたタイプのWEBサイトを作ったりすることもありますから。
クライアントの要望を伺い、組み合わせたほうがよければ、組み合わせ、シンプルに1つの機能で十分そうであれば、そうしてください。

基本的に1つの目的に対して、1つの主要なタイプを紹介していますが、中には大きな差のない主要なタイプが複数ある場合があります。その場合は2番目に主要だと思われるものに、()このカッコを使って記載させていただきました。また3番目以降は記載しません。

目的 種類 実例サイト
商品やサービスの認知度を向上させたい プロモーションサイト ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
資料請求・サンプル請求・お問い合わせを増やしたい プロモーションサイト(コーポレートサイト) 工学部第2部 | 工学院大学
ブランドイメージを向上させたい ブランディングサイト(コーポレートサイト) オロナイン公式サイト|大塚製薬
他社との差別化を図りたい ブランディングサイト 横山精肉店 | 岐阜 和牛 飛騨牛
商品やサービスの売り上げを伸ばしたい ECサイト(プロモーションサイト) JJmode
来店客を増やしたい 店舗サイト たつき家 – ラーメン店|大分市【公式サイト】
広告で収入が得たい ポータルサイト(ブログサイト) Yahoo! JAPAN
サービスや情報を提供したい ポータルサイト(ブログサイト) 楽天が運営するポータルサイト : 【インフォシーク】Infoseek
自分の考えをまとめ伝えたい ブログサイト バンクーバーのうぇぶ屋
お客さんに親近感を感じてもらいたい ブログサイト(SNSサイト) [公式]日本コカ・コーラ 広報ブログ
多くの顧客情報を得たい SNSサイト Facebook
コミュニケーションがとりたい SNSサイト(ブログサイト) ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)]
会社の情報を伝えたい コーポレートサイト 京セラ株式会社
新入社員を獲得したい リクルートサイト(コーポレートサイト) ソフトバンクグループ2013新卒採用
作品集・実績を公開したい ポートフォリオサイト(コーポレートサイト) Web Creator Mana ::: Online Design Portfolio
お問い合わせ数を減らしたい サポートサイト auお客さまサポート
社内での情報の共有したい イントラサイト なし
社内での連絡ツールを作りたい イントラサイト(SNSサイト) なし

このほかにも「こんな目的もあるよ!」とか「こんな種類のWEBサイトがあるよ!」「実はこうやって使うのも効果的だよ」という情報があれば、ぜひ教えてください。

※イントラサイトの実例は社内限定で公開されているものなので、さすがに用意できませんでした。

間違った提案を行わないために

目的を明確にすることは非常に大切なことで、これを明確にしないままWEBサイトの提案を行っても、クライアントは納得してくれません。
例えば何らかの商品を作っている企業から「もっと利益を上げたいから新しいサイトを作りたい」と依頼を受けたとします。このとき、クライアントが実はブランドの価値を高めて利益に繋げたいと考えていたとしても、ヒアリングを十分に行わずにそのことを聞き出すことができなければ「売り上げを伸ばすためにECサイトを作りましょう」と見当違いな提案を行ってしまいます(ちょっと大げさな例ですが)。

もちろんこの2つはどちらも利益を上げるという最終的な目的を叶えることはできます。ですが、どのように利益につなげるのかと言う点は大きく違います。このクライアントの場合、商品の売上げを単純に増やすことが目的ではなく、ブランド価値を高め、他のブランドとの差別化を図り、他社との違いをお客様に知ってもらうことで利益に繋げたいと考えていたんです。そのため、どんなに優れたECサイトを提案したとしても、きっとクライアントは振り向いてくれないでしょう。

クライアントの中には、明確な目的を持っていたとしても、ヒアリングの時にその目的を話すことを忘れていたり、目標を伝えるだけで十分だと考えていたり、話さずとも伝わっていると勘違いしている場合があります。また明確なビジョンを持っているクライアントの場合、【早く形にしたい】という思いから、すぐ制作に取り掛かってほしいと考え、ヒアリング不足になることもまれにあります。ディレクターはこの点にも注意をしてヒアリングを行うことが必要です。
ただ、中にはクライアントから実際に目的を伺わなくとも、気持ちをくみ取って理解してしまう優秀なディレクターさんもいるらしいんですよね。すごい人ってやっぱりすごいですね(当たり前)。

では、この辺で!


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